金波銀波のネオンの下でやんちゃに生きて「男ノ頂」を獲れ
日本のヤクザ映画の最高傑作「竜二」のモノローグ「金波銀波のネオンの下で、男ばかりがヤクザでもありません 女ばかりが花でもありません」を地で行くゲームが「男ノ頂」。舞台は夜の歓楽街。主人公は男を売り物にするヤクザ。やんちゃに生きてテッペン獲るまで派手に生きろ!!
今日も降りますドスの雨、刺せば監獄刺されば地獄。はねたら刺すぞ、こら!
カードバトルゲームといえば、かわいくて強い女の子をいかに集めるかということが目的になることがほとんど。「男の頂」の場合は……街中でいきなり出会ったカード(舎弟)の絵柄を見て、うそ~~~ん!となる。悪人面の料理人「さしすせその鬼」、バイニンの「スーパードラッガー」、ゴロマキ最強「凶器KING」、キモオタギャングの「脳内メイドカフェ」、「ハードサービスが売り」のポン引き、田中邦衛?な「掃き溜めの博打王」。こんなのが街を歩くだけで「兄貴っ!」バンバン寄ってくる。カードバトルゲーム=萌えるものという観念を木端微塵に打ち壊してくれる。
クエストも「キャバ嬢と同伴出勤しろ」なんて、それって冒険?という内容のものも存在し、しかも、このキャバ嬢を口説くために、フルーツ盛りを頼んだり、機嫌を取るための台詞を選んだり……某キャバ嬢の迷言を思い出す。「ここ(キャバクラ)はね、お客さんがお金を払って、私たち(キャバ嬢)を楽しませるために通う場所なんだよ♪」。キャバクラだけでなく、風俗で遊んだり(失敗すると早漏呼ばわりされる)、地下カジノでポーカーをしたり、なぜかバッティングセンター(歌舞伎町にはあるよね)でいい汗流したり、ハードボイルドではない、やくざな日常を疑似体験できる?
やんちゃじゃなくては生きていけない。絶倫でなくては生きる資格がない
ただ、歓楽街をプラプラしているだけにも思えるのだが、そこはやくざ、いい女が切れない。街で出会ったいい女はGフィンガーでメロメロにして、舎弟にしてしまう。中学生が相手でもまったく気にせず、おっぱいとか股間を攻めて、虜にしちゃうのであるから、怖い物なしである。とにかく出会った女は全部手を出す。うまく行ったら愛人にしちゃう。手当たり次第、ストライクゾーン広すぎる。マツコ・デラックス似のラーメン屋のおばちゃんまで愛人候補にしちゃうのだから……人類皆穴兄弟な暴走っぷり。
と思えば、愛人候補にはマメに貢物&ご奉仕セックスを欠かさないのであるから、ヤクザな生き方というのは、なかなか気を使うものである。でも、好きな時に好きなだけいい女とエッチできるのは羨ましくはあるけどねw 「男はタフでなくては生きていけない。優しくなければ生きる資格はない」というハードボイルドな男の生きざまを示すフィリップ・マーローの名言で締めようかと思ったが…ちょっと違うな……「ヤクザはやんちゃでなくては生きていけない。絶倫でなくては生きる資格はない」…かな?