娼婦として初めて街に立ったリィナと出会い、心を奪われた帝國の駐留軍人である南雲宗太。娼婦と客として関係を持ったことはあるが……そこには愛がない。今、目の前にいるリィナは同じ隊の友人を慕い、恋愛感情を抱いている。サディストにして絶倫の友人に嫉妬を覚える南雲は、古ぼけた懐中時計を手に入れる。その時計が巻き戻されると、南雲とリィナは初めて出会ったあの日に戻っていた。「廻る娼館街のリィナ」は、リィナと南雲が恋愛関係を築くまで何度も繰り返されるエンドレスエ○ト？

出会ったときのリィナは娼婦ではあるが処女のまま。どんな店かも知らずに連れてこられて働かされようとしている。元いた時間軸のリィナは南雲と出会った1ヶ月後には貪欲な性に目覚め、サディストの友人の体を求めてしまう。南雲はリィナの処女を客と娼婦という関係で奪うことになるのだが、その後、どうやって自分の好みの女にしつけていくかがリィナを自分のものにできるかのカギを握る。

ときには失禁するほど激しく犯し、ほかの男に寝取られる前に堕とす。あるいは他の男に堕とさせたリィナを横取りする。娼婦という職業上、リィナはセックスを拒めない。南雲は時間軸を移すたびにリィナの処女を奪い、何度も何度も試行錯誤を続けながらリィナが身も心も自分に捧げるまで時間の迷宮をさまよい続ける。